クルトと呼ばれる伝統的な縞模様のスカートは、若いうちは喜びを表す赤が多いですが、年を重ねると悲しみも増えるので、青や黒など寒色系のスカートになります。結婚式には明るい色を、葬式には暗い色と、場所や状況に応じてスカートを変えるようです。島の女性は、冬の期間に生地を織り、自分でスカートを作るそうですよ。
キフヌ島では、かつて学校だった建物を利用して、1974年にキフヌ博物館がオープンしました。キフヌに暮らす人々の生活道具や衣装、家具などが展示されています。アザラシ漁や農作業、家畜の世話、機織りなど、島の仕事をパネルや映像でも紹介。島出身のナイーブ派画家の作品も見ることができます。