もともとハロウィンは、アイルランドやスコットランドなど、ケルト文化の残るヨーロッパの西端で祝われていたお祭りで、その移民が多く暮らすアメリカなどではとてもポピュラーなお祭りですが、ルーマニアではあまり知られていませんでした。しかし、ヨーロッパを東西に分断していた壁が崩れ、西欧やアメリカの文化がルーマニアに入ってきてハロウィンに変化が見られるようになりました。
ハロウィンといえば、仮装パーティー!仮装の定番といえばドラキュラ!...となればドラキュラが本場のルーマニアでのハロウィンパーティーが注目を集めるのは自然の流れ。ハロウィンをルーマニアで過ごす欧米人が増えてくるのに伴って、ルーマニアの人々も徐々にハロウィンを楽しむようになりました。特に注目を浴びているのは、吸血鬼ドラキュラの居城のモデルとなったブラン城や、ドラキュラ伝説が息づくフネドアラ城でのハロウィンを祝うパーティです。パーティーの内容は会場によって異なりますが、中世の香りがそこかしこにあってムードも満点です。
国の内外から多くの人々が、ドラキュラのコスチュームを着てトランシルヴァニアにやってきます。10月の終わりから11月の下旬にかけて、ルーマニアに旅行の予定なら、ドラキュラゆかりのお城でパーティーに参加してみませんか?