切り絵の町ウォヴィチ【ポーランド情報】


ワルシャワから80kmほど西に位置する町ウォヴィチは、ポーランドを代表するお土産の一つ、切り絵発祥の地として有名です。ポーランドの切り絵は、ヴィチナンキと呼ばれていて、18世紀のポーランドの農家が羊の皮をカーテンの代わりに裁縫したことがきっかけと言われています。カーテンに何か装飾を施したいと考えた農民が、羊毛ばさみでデザインを切り抜いたものがやがて紙にデザインされるようになり、今の切り絵となりました。そのため、現在も当時の名残で、羊毛ばさみを使って切り絵が作られています。

カラフルな色紙をハサミで切り、鳥や植物のモチーフを作り上げる、その鮮やかな色彩と繊細さは手工業ならではのものです。町には切り絵や民芸品を扱うお土産ショップが点在しており、眺めているだけでも楽しむことができます。

また、郊外にあるマウジツェ古民家博物館には、ウォヴィチやその周辺に古くから伝わる木造家屋が保存されており、切り絵で飾られた部屋などを見学することができます。かつてこの地域に住んでいた人々の暮らしが見て取れるのでお勧めです。








ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • ポーランド
  • ウォヴィチ
  • マウジツェ古民家博物館