この習慣はもともとアイスランドにあったわけではなく、デンマークから伝わったものだとされています。アイスランドは、14世紀にデンマークの統治下に入っていたため、シュークリームもデンマークから伝わった食文化として残っています。ボッル・ヴォンドゥルという飾りのついた棒を作り、棒の先に紙をつけ、それで人のお尻をつっつき、シュークリームをねだるようですが、これは普通は子供たちが朝親に対してするだけのようです。
とはいえ、アイスランドでは「シュークリームの日」は街中のパン屋さんがシュークリームだらけになるほどみんなシュークリームをたくさん食べる習慣はあります。これは復活祭(イースター)に先立つお祭りの一環でもあるため、イースター前の断食や節食のまえの「食べ物蓄え期間」のような意味もあります。