2大帝都で伝統工芸品の美に触れる


広大な大地のロシアには、各地域で発達した伝統工芸が数多くあります。今回はサンクトペテルブルグとモスクワの2大帝都の伝統工芸品について紹介したいと思います。

インペリアル陶磁器-サンクトペテルブルグ
インペリアル・ポーセレンは、サンクトペテルブルグで1744年に創業した老舗の磁器工場です。その名の通りロマノフ王朝の歴代皇帝御用達の磁器で、長年ロシアの人々に愛されてきました。昔からの定番の柄から新作まで、様々なデザインがあります。
エルミタージュ美術館の分館ではインペリアル陶磁器の芸術作品が展示されています。歴代にわたる貴重な作品が並んでいます。

ジョストボ塗り-モスクワ

モスクワ郊外のジョストボ村に伝わる伝統工芸品です。金属製の黒の盆に鮮やかな花や果物が描かれていて、実用品としてだけではなく、アートとしても大変人気があります。金属から盆や器を形作り、その上に漆を塗り、さらに油性絵具で絵を描くといういくつもの専門技術が必要とされます。
モスクワの民芸品博物館では、ジョストボ塗りをはじめ、様々なジャンルの民芸品を展示しています。併設のショップでは、民芸品の複製品を購入することができます。また、グム百貨店の中にはジョストボ専門店があり、コースターのようなものから大型のトレイまで多様な商品の取扱があります。



ロシアの伝統工芸品をひとたび手に取れば、あなたもきっとその技術、デザイン性に魅せられるはず!







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