⊛伝統的なマースレニツァ


マースレニツァはロシアの伝統的な祭りの一つです。マースレニツァとは、「冬を送り、春を迎える」という意味が込められたお祭りです。今年は3月4日~3月10日に行われます。

マースレニツァのお祭りは、断食の40日間前に準備するお祭りです。7日間かけて祝うことで、マースレニツァを祝うそれぞれの日に特別な名前がつけられています。
 
月曜日「 迎えの日」
火曜日「遊戯の日」
水曜日「ご馳走の日」
木曜日「 広い木曜日/広く祝う日」
金曜日 「姑の晩の日」
土曜日「 小姑の日」
日曜日は「送りの日」


 
迎えの日(ロシア語でВстреча, vstrecha)
月曜日にマースレニツァ初日を迎えます。この日はブリヌイを作り始めます。ブリヌイの量は多めに作って、それをこの一週間食べ続けます。また、藁人形を作り、古い女性の服を着させて、そりに乗せたりもします。

遊びの日(ロシア語でЗаигрыши, zaigrishi)
火曜日から、そり、民俗祭り、さまざまな人形劇等、さまざまな遊びが始まります。
 
ご馳走の日(ロシア語でЛакомка, lakomka)
水曜日には、ブリヌイ以外の様々な珍味を作ります。 家族はご馳走や焼きたてのブリヌイを作ったり、醸造したてのビールを食卓に用意したりします。
 
広い木曜日/広く祝う日(ロシア語でШирокий четверг, shirokii chetverg или Разгул, razgul)
この日から仕事は休み、遊ぶことに徹底します。例えば、伝統的なこぶしの戦いが行われていました。
 
姑の晩の日 (ロシア語でТещины вечерни, teshini vecherni)
今度は嫁の母が婿のところへ行きます。この日、ブリヌィを焼くのは嫁です。
 
小姑の日(ロシア語でЗоловкины посиделки, zolovkini posidelki)
嫁が小姑(夫の姉妹)とその親族を招きます。
 
送りの日(ロシア語でПрощальный день, proshalnii den)
この日は冬を意味する藁人形を燃やして、暖かい季節を象徴するお日様をお祝いする日です。

 
現在でもロシア人は、このマースレニツァの伝統を保存しようと努めています。祝い方は年々変化していますが、今でもロシアの各地で様々なマースレニツァのイベントが行われています。

皆さんも、ブリヌイを沢山食べて、春を迎えるお祝いをするのはいかがでしょうか?

Anna







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