ルクセンブルク 伝統の焚火


ベルギー、オランダと合わせてベネルクス三国と知られるルクセンブルクは西ヨーロッパに位置し、フランス・ベルギー・ドイツと国境を接する国です。大きさは神奈川県程度の小さい国ですが、世界屈指の富裕国として知られ一人当たりのGDP(国内総生産)は20年連続で世界一です。また中世の街並みが残る美しい国です。

 

そのルクセンブルクで毎年行われる伝統的な行事の一つが「Buergbrennen(焚火)」と呼ばれるものです。これは四旬節という復活祭(イースター)の46日前からその前日までの期間の第一土曜日あるいは日曜日に行われます。2019年は3910日を予定しています。

 

クリスマスツリーなどの木材や藁を集め、その中心に十字架を置き、丘の上で燃やすことで、冬を追い出し春を迎えるという意味があり、この祭りは暗闇と寒さに打ち勝つ光と暖かさを象徴しています。この行事はルクセンブルクの多くの村で行われ、何千人もの人々が集まります。この焚火が行われる際には必ず地元の消防隊が監視しています。

 

またいくつかの村では、最も結婚してから日の浅い夫婦が火を灯すという伝統があります。

 

行事中昼は食べ物や飲み物の屋台が並んで賑わい、夜に焚火やたいまつ行列などが開催されます。

 

また四旬節の第三日曜日にはプレッツェルの日曜日という行事があり、男性が想いを寄せる相手にプレッツェルを贈り、相手が復活祭の日曜日にチョコレートの卵を贈り返すというものです。ただし、女性が相手の男性からの申し出を断る場合、空のかごを手渡します。日本のバレンタインデーのような行事です。ただうるう年の時には逆に女性が想いを寄せる相手に渡すそうです。

 

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