オランダ最大のイベントと言えるのがこの「Kings Day(キングス・デー)」です。国王ウィレム=アレクサンダーの誕生日4月27日に行われます。元々は女王の誕生日を祝うイベントとして「Queens Day(クイーンズ・デー)」と呼ばれ、4月30日の開催でしたが、2014年に123年ぶりの国王(ウィレム=アレクサンダー)が誕生したことから名称・日付が変更されました。
なぜオレンジがナショナルカラーなのでしょうか?その由来は建国者で初代君主の「オラニエ公ウィレム1世」。オラニエ(Oranje)は英語でOrange(オレンジ)を意味するからです。現国王のフルネーム(Willem-Alexander Claus George Ferdinand van Oranje-Nassau)にもオラニエ(Oranje)があります。
このイベントはオランダ各地で行われ、国全体がオレンジで染まります。お土産店もオレンジ一色です。またこの日のみ誰でも許可なし・非課税で公道に出店を出すことが許されるため、街中がフリーマーケットとなります。各々が中古品や自作オリジナルの商品を出品しています。
また町には多くの特設ステージやDJブースが設置され、人々はビール片手に踊ったりとお祭り状態になります。
この日は各地で沢山のイベントが開催されているので、もし今後この時期にオランダを訪れる予定のある方は、ぜひどのイベントに参加するか計画を立ててから行くのが良いでしょう。キングス・デーでオランダを、オランダの国民性・文化より存分に味わえるはずです。