情熱的で個性的な筆致、多くの芸術家に愛されインスピレーションを与えたゴッホ、オランダを訪れたら
是非ゴッホに会いにいきましょう。
オランダに行って、ゴッホを堪能するのであれば、まずアムステルダムのゴッホ美術館がお勧めです。
ここは、数ある美術館の中でも油彩200点、素描550点余りとゴッホの作品所蔵は世界一です。
窓口でのチケット販売は大変混雑するので、事前予約で購入して訪れることをお勧めします。ゴッホに
大きな影響を与えたロートレックやゴーギャンの作品、またゴッホにインスピレーションを与えた日本の
浮世絵などにも触れることができます。
日本でも2018年に「ゴッホ最期の手紙」という映画が上映され、話題になりました。浮世絵がゴッホ
に大きな影響を与えたように、私たちも彼の作品や視点、生い立ちから何かを得るかもしれません、
生前はたった1枚の絵しか売れなかったことは有名ですが、その逆境の中で絵筆を手放すことがなかった
彼の人生をじっくり味わってほしい場所です。
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クレラー・ミュラー美術館
オランダ中部、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の中にクレラー・ミュラー美術館があります。ここは、
世界で2番目に多くゴッホ作品を所蔵しています。「アルルのハネ橋」「ひまわり」「郵便配達夫」
などのゴッホの有名な作品の他にもスーラ、モネやピカソなど19世紀から20世紀の近代絵画まで
幅広く所蔵されていて、美術好きな方には心ときめく時間を過ごせるでしょう。
また、この美術館の大きな特長は国立公園の中にある25エーカーに及ぶ彫刻庭園です。オランダ最大の
自然との調和の中で、絵画と彫刻の両方を満喫するには1日では足りないかもしれません。でも、1日を
費やすのに十分な魅力に満ちています。ゴッホ散策には是非足を伸ばしてほしい美術館です。
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ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの家
オランダ南部、南ブラバンド州ズンデルトという町にゴッホは生まれました。この町にはゴッホが住んでいた家も残って
おり、その向かいに建てられたフィンセンターでは、彼が暮らしていた当時の生活や人々の暮らしをうかがい知ること
ができます。挫折と苦悩を繰り返したことで知られるゴッホですが、彼の生涯に描いた2000点のうち、4分の一がこの
スンデルトで描かれました。この町には宣教師であった彼の父親の教会も残っています。ゴッホが過ごした静かで美しい
町でのんびりと過ごすことで、また、新しい発見があるでしょう。

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