特に「宝石箱」の愛称で親しまれているマウリッツハイス美術館に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
マウリッツハイス美術館
オランダにおいてコレクションの高さには定評があるのがマウリッツハイス美術館です。ここは、マウリッツ伯爵
の私邸を改装した美術館で、17世紀のオランダ・フランドル絵画を中心に集められました。特に、世界に30数点
しかないフェルメール作品の3点が所蔵されているということであれば、美術好きな方には必見の場所でしょう。
この美術館では国宝級といわれる「真珠の首飾りの少女」(青いターバンの少女)」に出会えます。さらに、
アムステルダム国立美術館と合わせると、7点のフェルメールが制覇できます。
また、2019年には、レンブラント没後350周年ということで、レンブラントの特別展が開催されています。
また、設立以来初めて全コレクションを展示する予定です。(開催期間は2019.1.31~9.15)
3階のレンブラント室には、「テュルプ博士の解剖学講義」をはじめとして何点かの彼の自画像も展示されており、彼の
研ぎ澄まされた光の陰影や臨場感あふれる絵画をゆっくりと鑑賞できる美術館となっています。

ビネンホフ
デン・ハーグはオランダの政治の中心です。なんでも首都に一極集中の東京とは違いますね。
このビネンホフには、国会議事堂や総理府、政府諸官庁などがあります。一番古い建物が騎士の館(リデザール)
と呼ばれる中世建築でこの建物は伯爵であったフロリス5世が建てました。現在は国会議事堂として機能しています。
広場は自由に通り抜けが可能で、オランダでは大物政治家でさえも、自転車で通勤することもあるとか。
伯爵の建てた館なので、敷地内はお城の中庭を優雅に散歩するようです。でも、さすが政治の中心地、ビネンホフ
をバックに行政関係者がインタビューを受ける光景なども見られます。建物内に入るには、セレモニーの日以外に
毎日催行される見学ツアーに参加する必要があり、こちらは事前の予約をお勧めします。ハーグやビネンホフの歴史
を十分に学べる場所です。

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