オランダ・三大チーズ市 ①アルクマール


チーズ大国オランダ。ゴーダチーズやエダムチーズなど世界的にその名を馳せるチーズが多くあります。そのオランダで春から夏にかけて行われるのが「チーズ市」です。「チーズ市」とは昔ながらのチーズの取引を広場で再現するショーのことを言います。そのチーズ市で有名な三都市がアルクマール・ゴーダ・エダムです。今回は世界最古・最大のアルクマールのチーズ市をご紹介します。

先ほどにも述べましたように、アルクマールのチーズ市は世界最古!最大!です。その歴史は14世紀まで遡ります。チーズの量は毎週、最大で28,000㎏に及ぶ2,400個のホールチーズが広場に並べられます。ホールチーズ1つの重さは約10~15㎏とかなり重たいです。



2019年の開催期間は3月29日から9月27日までの毎週金曜、午前10時から13時まで、またそれに加えて7月~8月の毎週火曜日、19時から21時にも開催される予定です。市の中心のワーフ広場でチーズ市は開催され、観光客は毎年約10万人を越えます。

チーズ取引ではそれぞれ役割分担がされていて、チーズを運ぶ人、並べる人、計量する人、計量の監督をする人、取引後にチーズを投げる人、積み込む人、リーダー(チーズ・ファーザーと呼ばれる)と細かく役割が分担されています。この7名で構成されるグループを「フェーム」と呼び、このチーズ市では4つのグループがそれぞれ赤、青、黄、緑に色分けされています。

この伝統的なスタイルのチーズ市はオランダの文化を垣間見ることでき、観光客を楽しませています。








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