チーズ大国オランダ。そこオランダで行われる「チーズ市」。その三大都市がアルクマール・ゴーダ・エダムです。前回に続いて、今回はエダムのチーズ市をご紹介します。
エダムチーズはゴーダチーズに並ぶオランダを代表するチーズのひとつです。
エダムのチーズ市は1520年にチーズ市を開催する権利を得てから、チーズ市を中心に町はさかえていましたが、工場でチーズが作られるようになり1922年にはチーズ市は閉鎖されてしまいました。しかし1989年にボランティアの力により、チーズ市は観光用として復活しました。そうして現在では、中世時代のチーズ市を元の場所で再現しています。
そのエダムチーズ市の2019年開催期間は7月3日から8月21日の毎週水曜、午前10時半から12時半までです(8月11日20時半から22時までは夜市が開かれる)。ヤン・ニーウェンハイゼン広場で行われます。
エダムのチーズ市は規模は小さいですが、近くの川から船・馬車で運ばれ、伝統的な衣装を着た売り子たちによる直接販売やアナウンスによる解説、楽器生演奏、終了時の合唱と、まさに伝統的なオランダのチーズ市を充分に堪能できます。
チーズが売りに出されるまでの仕組みとしてはチーズ運搬人がチーズを降ろし、それを取引業者が専用のチーズドリルで穴を開けサンプルを取り、味見をして品質を確かめ、値段を決めています。
エダムはアムステルダムからほど近く、バスで30分程度の位置します。
是非この夏、オランダ旅行をお考えの方はオランダの伝統的なイベント・チーズ市を見学してみてはいかがですか?
かわいらしいエダムの町に魅了されること間違いありません。