毎年5月の第二土曜日は「オランダ風車の日」です。この日はオランダ国内にある900以上の風車または水車の中を訪ねることができます。さらに、ほとんどの風車、水車が無料で見学できるという特別な日です!その中には普段は一般公開されていないものもいくつかあります。
「オランダ風車の日」は1974年から始まり、今ではオランダを象徴する歴史的な遺産、風車・水車を自分自身の目で見て体験することができる伝統的なイベントとなっております。
オランダには約1050の風車、150の水車が現存していて、現在実際に活躍しているものもあれば、内部をミュージアムとして活用していたり、メンテナンスをする代わりに、家として貸し出すという政策も行われています。
自然な風を動力源として、環境に優しいエネルギーを生み出してきた風車・水車。そのエネルギーは昔、粉ひきやプレス機として利用され、オランダ産業を支えてきました。特に風車が低地から水をくみ上げる排水動力として使われ、その土地での穀物の栽培を可能にしたことは風車がオランダ産業に果たした最も大きな役割だと言えます。
「オランダ風車の日」ではそれぞれの風車・水車がどのような役割を果たしているのか実際に見ることができるのに加え、それぞれの場所で様々なアクティビティが開催され、楽しんえ学べるという素敵なイベントです。アクティビティとしては、マーケットが開かれていたり、風車のエネルギーによって挽かれた小麦粉で出来たパンケーキが食べられたり、羽根を回す手伝いができたりと様々な体験ができます。
2019年の開催日は5月11日(土)、12日(日)になります。ぜひこの日程でオランダ旅行をお考えの方は普段できない体験ができる風車巡りをお楽しみください。