ワロン地方の美しい街②、Namur (ナミュール)


 ムーズ河とサンブル河、2つの美しい河が合流し、アルデンヌの森に囲まれているのがナミュールの街です。中世ヨーロッパの面影を残すこの街は、「ムーズ河の真珠」と讃えられるほどに美しい街です。街はサンブル河を挟んで北と南に分かれていて、南方にシタデル、その他の見どころは河の北側に集中しています。


ミニトレインで周遊もできる大規模なシタデル(城塞)

ムーズ河沿いには、シタデルが点在していますが、その中でも、ナミュールのシタデルは大規模なものです。古代からあったとされていますが、15~17世紀までオーストリア、フランス、オランダと所有者が変わり、現在の城址は17世紀のものです。全体では8ヘクタールもある広大な庭園になっていて森林博物館や野外劇場などがあり、敷地内をミニトレインで周遊することが出来ます。


中でも人気なのが、数々の国際コンクールで名を馳せたギー・デルフォルジュ氏のシタデル内の香水アトリエです。香水調合のワークショップや香水販売なども行っています。ワークショップは、英語、フランス語、オランダ語のみで行われていますが、ご興味のある方は是非挑戦してオリジナル香水を作ってみてはいかがでしょう。





ルイーズ・マリーパーク
公園中央に古いアーチ型の橋があり、池にはカメや魚などがたくさんいます。緑豊かなこの公園で散歩を楽しんだり、家族連れでのんびりする地元の人々も多く、ナミュールを訪れる人々をホッとさせる場所となっています。



バロック様式の聖ルー教会
18世紀に建設されたバロック様式のイエズス会の教会です。細かな彫刻が施された砂岩の天井、祭壇なども非常に美しく手入れの行き届いた教会です。近くには、ナミュールで生まれたフェリシア・ロップスの美術館もあります


ユネスコ世界遺産の鐘楼(Belfry)



1999年にユネスコ世界遺産に登録されたベルギーの鐘楼群の1つです
。聖ピエール教会の鐘楼としてありましたが、1745年の火災によってナミュールの街の城壁の一部として聖ジャック塔に移されました。現在、世界遺産として登録されている鐘楼はベルギーで32棟、フランスで23棟です。

ナミュールはワロン地方の各地を凝縮したような癒しのスポットになっています。シタデルの山頂には、ナミュールの街を一望できる古城ホテル、シャトー・ド・ナミュール(Chateau de Namur)もあります。是非宿泊してその美しい景観を堪能下さい。


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