場所はアムステルダム、運河沿いの25に及ぶ一般家庭や小さな美術館の庭園が6月15～17日に期間限定で公開されます。今年のオープンガーデンデイズのテーマは、「キャナルハウスガーデンの芸術」です。テーマの通り、春から初夏の花々をあしらった庭の美しさ、趣向を凝らしたレイアウトは見事です。こちらのキャナルハウスは高級住宅街に位置しているので庭に面した豪華な邸宅にも興味津々です。
アムステルダムの運河沿いの家は道に対して間口が狭い一方で私有地に奥行きがあるのが特徴です。このオープンガーデンデイズの期間には間口の奥にひっそりと佇む市民の「秘密の花園」を覗き見ることができるのです。庭はチューリップやヒヤシンスの時期を終え、初夏にかけてカーネーションやアスター、グラジオラス、ダリアなどの花が咲き誇ります。どの季節にも花を絶やさないように植栽するオランダ市民のガーデニング力を味わい尽くしたいものです。
ガーデニングと一言で言っても古典的なものから現代風な庭まで実に様々です。25のそれぞれの庭に足を踏み入れると全く異なった印象の庭が広がっていて、きっとお気に入りのスペースにも出会えるはず。運河沿いはアムステルダムの人びとにとって「都会のオアシス」になっています。忙しくてささくれ立ってしまった心に可憐な花々の癒しを是非どうぞ！
お庭の美しさに刺激を受けたあとは、ムント広場近くにあるシンゲルの花市に足を運ばれてはいかがでしょうか。この市場では50軒程の花屋が軒を連ねています。球根類は検疫で引っかかってしまうこともあり注意が必要ですが、花市のフレッシュな花々をホテルの部屋に持ち帰って、優雅な気分を味わうのも素敵ですね。切り花であれば他の国への持ち込みもできます。
アムステルダムの期間限定の秘密の花園...是非この機会をお見逃しなく！
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