マーストリヒト(Maastricht)はオランダ最南端に位置し、東にはドイツと、南西にはベルギーと国境を接する街です。旧石器時代のネアンデルタール人のものとみられる遺構が市内西部で発見され、またケルト人が造った町も存在することからオランダ最古の街として考えられています。1991年にEU創設の条約・マーストリヒト条約が締結されたのもこの街です。
街の名前はラテン語の「マース川の渡河地点」を表す語に由来していて、街はマース川に沿って発展してきました。

国土のほとんどが平坦なオランダでは珍しく、マーストリヒトは丘陵で囲まれています。またマース川を活用できるマーストリヒトは「ヨーロッパの十字路」と呼ばれ、その利便性を求めた近隣諸国はその統治を求め、20回以上も他国に占領され、目まぐるしく変わる歴史の中で、街を守るための強固な城壁が造られ続けてきました。その一部が残っております。


オランダ最古の橋の一つとされる「聖セルファース橋」も存在しており、そこからは旧市街の街並みが一望できます。


現在では位置関係から他の国の影響を受けていて、オランダの他の街とは全く違う雰囲気であることから「オランダにいながら異国の雰囲気が味わえる」と特に地元のオランダ人に人気の観光地となっています。


さらにここマーストリヒトにはオランダで一番オシャレでシックなショッピング通りと言われるストックストラートや世界一美しい書店といわれるドミニカ書店があり、注目の観光地となっています!


そんなマーストリヒトは美食の街としても有名で、毎年8月最終週には世界最大級の屋外レストランのイベント「プルーヴェネミント」が旧市街地にあるフライトホフ広場で開かれます。30以上のスタンドが並び、高級レストランと同じ味を味わえます。2019年の開催は8月22日(木)~25日(日)までです。
特に二度目又はそれ以上のオランダ旅行をお考えの方にオススメの街です!是非オランダ・マーストリヒトで歴史に、ショッピングに、グルメを楽しんでみませんか?
