ギリシャ人もいつかは住みたい島 コルフ島


ギリシャの北西部、イオニア海の北に位置するコルフ島は、ヨーロッパの人々から人気のリゾート地です。祖国のあらゆる土地ををよく知るギリシャ人さえも、「ギリシャでいつかは住みたい島」という程ですから、どんな所かとっても気になりますね!



コルフ島は別名ケルキラ島、14世紀にはヴェネツィア共和国の領土であり、その後もフランス、イギリスの支配下にありました。そのため、イタリア、フランスといったヨーロッパ風の優雅な雰囲気が建物や街並みにも反映されています。ギリシャの代表的な白い家並みとはまた違って、そこはかとなくエレガントな空気が漂っています。



交通の要所でヨーロッパのあらゆる国々が欲しがったこの島、簡単には攻めいれられないよう、島の中は細い石畳みの路地が入り組んでいて、おしゃれなカフェやレストラン、お土産ものやが点在しています。中には、銀細工や木彫家のワークショッップなどもあって、積極的に迷い込んでみるのも街を楽しむコツです。この美しい旧市街は世界遺産にも登録されています。



また、日本人の大好きなジブリの「風の谷のナウシカ」に出てくるナウシカのモデルは、ギリシャ神話のナウシカアーとされていて、神話ではこのコルフ島の王女だった人物です。ナウシカの舞台とされる世界の絶景は諸説ありますが、この島もその一つ。コルフ島の手つかずの自然の美しさには、きっと魅了されるはずです!


旧要塞(パレオフルリオ)

コルフ島の観光スポットとなっている、新要塞(ネオフルリオ)と 旧要塞(パレオフルリオ)の二つは、両方ヴェネツィア共和国時代のものです。半島のように突き出た部分に建てられたゴツゴツした岩肌が特徴の旧要塞には、イギリス統治時代のギリシャ正教会なども見られます。天気の良い日に要塞の遊歩道を抜け頂上まで登れば、世界遺産にも指定されている旧市街地と美しい海との絶景を見渡せます!


オレンジ色のリキュール、クムクアット

また、この島の特産品として有名なのが金柑です。金柑はもともと日本や中国が原産地ですが、1920年代にイギリスの農学者がこの島に持ち込み、今では島の北西部を中心に栽培されています。この金柑はクムクアットというリキュールに加工され、地元の人びとからも愛されています。日常的に飲むコーヒーにもクムクアットを垂らす程!

また、シロップ煮やジャムなどにも加工されお土産としても人気です。ビタミン豊富で咳やのどの痛みにも効果のある貴重なフルーツ、アジアではなくコルフ島で味わうのも粋ですね。



コルフ島が日本人には、まだメジャーになっていない今だからこそ、足を踏み入れる価値の高い島です。海の透明度も街の美しさも抜群で、ギリシャ人が「いつかは住みたい島」というのもうなずけます。









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