新緑の季節のデ・ハール城エントランス
17世紀に一時期荒廃していたデ・ハール城ですが、アムステルダム中央駅の設計で有名なピエール・カイパースの指揮とロスチャイルド家の資金力によって19世紀に見事に再建されました。
この城の魅力はなんといっても庭園の美しさと赤と白に塗り分けられた鎧戸やドア、エントランスのアクセントです。この赤と白の2トンカラーは周辺の城下町ハールザイレンスの家並みにも見られ、童話の世界のような佇まいです。
デ・ハール城の中庭。ここにも赤と白の2トンカラー。
この美しい城で開催されるクリスマスフェアーは今年で22回目。観光客も年々増えていて盛り上がりを見せています。クリスマスキャロルを歌う合唱団や場内を照らす灯り、日が落ちると庭園の噴水付近を中心に壮麗な音楽とイルミネーションのウオーターショーなどのイベントも行われ、見る者を魅了します!
2点いずれもデ・ハール城カントリークリスマスフェアー公式ホームページより写真抜粋
(https://countrychristmasfair.nl/en/visual-impression/)
広大な敷地には240店程の露店が並びます。クリスマスオーナメントはもちろんのこと、ギフト用のジュエリーや洋服、ライフスタイル用品やアンティーク用品などなど、11月中にこのクリスマスフェアーを押さえておくとクリスマス本番がいつも以上に華やぎます。その上、インテリアアドバイスなどが受けられるコーナーも!
練り歩いてお腹がすいたらハンドメイドチーズや簡単につまめるフリッターなども並びバーベキューコーナーもあります。ホットチョコレートやホットワイン、スープなどの飲み物をも充実しているのでポカポカしながら、夜のウオーターショーの時間まで待てそうです。
デ・ハール城を上空から撮影、広大な緑が広がる。
デ・ハール城のローマ式庭園の美しさは秀逸で、「小さなヴェルサイユ」という異名を持つほどです。ユトレヒト中から集めた樹木も大変美しく緑豊かな景観を保っています。華やかなクリスマスフェアーはもちろんおススメですが、四季を通して魅力あふれるお城です!
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