ルノワール没後100年に幸福の画家が眠るエソワの村へ


今年はピエール・オーギュスト・ルノワール没後100年という区切りの年、フランス国内でも彼のゆかりの地で様々な企画展が行われています。今日は、ルノワール一家が眠るエソワの村をご案内します!


「Child with Toys」

フランスの印象派の巨匠として知られるルノワールは、人々の心を安らかにしてくれる「幸福の画家」と呼ばれ愛されています。家族の肖像や風景画、思わず触れたくなるような生き生きとした女性、裸婦像に至るまでその絵画には光と温かさが満ちています。


南仏カーニュ・シュル・メールのルノワール美術館

ルノワールの作品がもっとも評価を得たのが彼の晩年の作品です。この頃、彼は南仏のカーニュ・シュル・メールに住まいを移し、夏にはたびたび妻の実家のシャンパーニュ地方エソワの村を訪れていました。1895年に購入したのがこのエソワの別荘です。画家の才能が花開くのにこの2つの風景が大きく関わっていたのです。

妻アリーヌは1915年56歳の時にこの村で亡くなり、今はルノワール一家がこの地で眠ります。最終的にこの地に眠ることを本人や家族が選んだのですから、一家にとって大切な場所だったこと、ルノワールの画業に大きな影響を与えていたことは間違いありません。


ルノワールのアトリエ、ルノワールの家 公式HP➝
https://renoir-essoyes.fr/fr/tourisme/loffice-de-tourisme-de-la-cote-des-bars-en-champagne/より写真抜粋

ルノワールの絵画からインスピレーションを受けた庭を抜けるとルノワールのアトリエがあります。ここは彼が画業に集中できるよう1906年に建てられたアトリエで、ここでいくつもの秀作が描かれました。キャンバスなど当時の様子が再現されています。アトリエもシンプルながらも彼の温かさを感じるしつらえです。


エソワ村を流れるource川。セーヌ川の支流

ルノワールは日常のありふれた場に溶け込む美しさを追求していました。ここエソワも、まさにそういった穏やかに流れていく日常が美しい静かな村です。

今年の12月3日はルノワールが亡くなってからちょうど100年の命日でエソワのルノワール家のお墓で追悼も行われます。大きな節目となる年に彼が愛した村や風景を訪れることは、きっとこれまでにない旅の思い出になるはずです!弊社ではルノワールの家とシャンパンの生産地を訪ねるツアーをご用意していますので是非ご覧ください。
↓↓↓
関連ツアー
*印象派の巨匠ルノワールの故郷エソワとシャンパンの生産地を訪ねる(パリから専用車で1泊2日)










ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • フランス
  • エソワ,ルノワールの家,カーニュ・シュル・メール,幸福の画家