旧市街を一望できる大鉄橋


ドウロ川にかかるドンルイス1世橋は、ポルトにある6本の橋の1つ。ポルトと対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結んでいます。


(オレンジと白の街並みがドウロ川に反射する)


この橋はパリのエッフェル塔を設計したことで有名なギュスターヴ・エッフェルの弟子だったテオフィロ・セイリグによって1886年に建てられた二重の巨大鉄橋です。完成した当時の開通式にポルトガル王ルイス1世が出席したことからこの名前がつけられました。完成当時は、世界最長のアーチ鉄橋でした。現在は最長記録を破られているものの、全長 395 m の無骨な鉄橋は今なお存在感満載です。鉄骨の複雑な造りもエッフェル塔とどことなく似ていますよね。鉄橋の上層はメトロ、下層は自動車用の道路ですが、どちらの橋にも歩行者道路があり、歩いて渡ることができます。


(上層から見えるドウロ川の景色は絶景)


ガイア側にあるセーラ・ド・ピラル修道院(Mosteiro da Serra do Pilar)の一部が一般公開されており、そこからこの橋とポルトの街並みを見渡すことができます。



橋を歩いて渡ってポルトの街並みを眺めたり、船に乗ってドウロ川の真ん中から大きな鉄橋を仰いでみたり、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの有名なポートワインのセラーを訪れたり、川辺に座って、橋のアーチをくぐって進んでいく色とりどりの船を眺めてみたりなどなど、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。


ポルトにはセイリグの師匠だったエッフェルが手がけたマリア・ピア橋など6つの橋があるので、それらについても知りたい方はドウロ川クルーズがおすすめ。昔ドウロ川上をポートワインを運んでいた船を遊覧船として使っているので情緒たっぷりの雰囲気の中、ポルトの橋の歴史や、川から見える建物などを解説してくれます。 


ドンルイス橋1世(Ponte Dom Luís I)

住所:Ponte D. Luis I, Porto, Portugal

アクセス:鉄道サン・ベント(Sao Bento)駅から徒歩10分









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