ナバホ族の歴史と文化を探る旅


 グランドサークルの旅をするにあたり、アメリカ先住民でありインディアン部族の一部族である、ナバホ族について是非学んでから旅をするのがおすすめです。

ナバホとは、「枯れ谷の耕作地」という意味があります。アリゾナ州北東からニューメキシコ州にまたがるフォーコーナーズの砂漠地帯に準自治権を持ち、アメリカ最大の保留地(ナバホ・ネイション)を持ち、ほぼ北海道と同じ広さがあります。人口はおよそ30万人。

グランドサークルで有名なモニュメント・バレーと、アンテロープキャニオンはこの地域内にあり、部族公園(トライブ・パーク)に指定されています。

 

アメリカインディアンは、氷河期には陸続きであったベーリング海峡を渡り、シベリアからアメリカ大陸に来たとされており、ナバホ族がこのアメリカ南西部に住み付いたのは14~15世紀だといわれています。

最初はトウモロコシなどを育てる農耕民族でしたが、アステカ王国を滅ぼして北上してきたスペイン人と接触して、馬と羊を手に入れ、羊は食糧としても、そしてその毛糸を使った「ナバホ織り」は工芸品として、現在もひきつがれています。

ナバホ織りに使われる羊毛は美しい光沢があり、織物、厚手のセーターなどに使われ、また、独自の織機をつかって織られます。その模様はそれぞれ意味があり、非常に高価なものです。



また、スペイン人との接触によりもたらされた銀細工の技術は、ナバホ族のみならず、アメリカ・インディアン全体に広がることとなりました。


そしてその後、スペインから独立したメキシコとアメリカで戦争が起こり、アメリカが勝ったため、ナバホはアメリカの治下となり、白人文明が入ってくることとなりました。そのとき、アメリカに追いやられ、ナバホ族は土地を追い出され幽閉されるという辛酸をなめさせられています。

その後帰還を許され、独自の文化を築いていくこととなりますが、白人文化が入った時に、アルコールを飲酒する文化が入ったことから、アルコール中毒者が続出したこともあり、現在、飲酒が禁止されておりますので、ナバホ族の居留地区に旅をするときは気を付けてください。

そして現在は一時消されそうになったナバホ語も守ろうという努力がなされています。

白人文化とナバホの文化が現在は両方存在する居留地には、ナバホ独自の家屋(ホーガン)が見られますし、独自のインテリアもあります。独自のナバホ・タコという料理もあり、独自の音楽も楽しむことができます。


また、毎年9月2週目前後にはナバホ・ネイションの中心地、首都ウィンドウ・ロックで、伝統の衣装を身に着けた盛大なお祭りが行われます。

パレードや音楽の演奏、ダンス、ロデオなどのイベントがたくさん行われます。



 

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