街歩きにピッタリ!ポルトガルのビーチ


ナザレ(Nazaré)はポルトガルのコスタ・デ・プラタ銀の海岸沿いにある小さな漁港のある街で、古代に現パレスチナにあるキリストが生まれた地・ナザレから聖母像を運び込んだことからこの名前になったと言われています。


現在ではポルトガル国内有数のリゾート地として、ヨーロッパ各地から観光客が訪れています。特に夏場の海水浴シーズンにビーチに所せましと色とりどりのパラソルが並びます。そしてこの街に滞在していると、現在でも伝統の衣装を身につけた女性をたくさん見かけます。他のリゾート地にはない、素朴でちょっと懐かしい感じのする漁師の街です。


◆街を歩く◆

街の南側、海沿いにあるのがプライア地区。美しい海岸線に沿った街の目抜き通りを歩いてみましょう。通り沿いにはレストランやホテル、お土産屋などが並んでいます。この大通りを歩いていると、ベンチでおしゃべりをしている地元の人たちや夏場にはビーチに張ったパラソルの下で肌を焼くリゾート客、高台に向かっていくカモメの群れなど、この街らしいゆっくりとした時間が流れています。




夕方にはケーブルカーに乗って高台へ登ってみましょう。シティオ地区一番の高台から見えるコスタ・デ・プラタの美しい海岸線とオレンジの屋根が建ち並ぶナザレの街並みは忘れられない旅の思い出となるでしょう!オススメなのは日没の時間帯。展望台のベンチに座って、コスタ・デ・プラタの水平線にゆっくりと沈んでいく太陽を見て漁港のゆっくりとした時間を感じてみて下さい。展望台の近くには聖母が騎士の命を救ったという奇跡に感謝して12世紀に建てられたという礼拝堂が現在でも残っています。ちょっと分かりづらいかもしれませんが探してみて下さいね。


都会にいるとどうしてもせかせかと時間が流れて行きますが、それから一歩距離を置いて、じっくりと考え事をしたり、体や心を休めたいという人におススメです。


◆街に伝わる伝統衣装◆

この街に住んでいる女性たちは、今でもナザレ伝統の衣装を身にまとって暮らしています。頭を黒くて大きいスカーフで覆い、カラフルなひざ丈のスカート、そして刺繍が入ったエプロンというスタイルです。スカーフやスカートの色や柄も同じではなく、一人一人の個性的でおしゃれな着こなしがナザレの街に彩りを加えています。




◆名物料理◆

ビーチ沿いの大通りにはたくさんのレストランや土産屋がならび、中にはナザレで獲れたアジの開きやアサリ、車えびなど漁師の街だけあって海鮮系のジャンルが新鮮かつ豊富です。街自体も徒歩で一日あれば十分満喫できるほどコンパクトで、でもゆっくり探検してみるとあたらしい発見があって楽しいです。


少し路地に入ると細い小道がたくさんあります。伝統的な白い壁の家々に洗濯物や立ち話をする年配の方々、路地からちらりと見えるビーチなど、思わずシャッターを切りたくなるような光景があちらこちらに!




■アクセス■

リスボンのセッテ・リオスバスターミナルよりバスで約2時間。








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