とくにアップダウンが多い地形を活かしたカーチェイスで有名なのはスティーブ・マックイーンが主演した映画「ブリット」。スタントマンを使わないことで有名な俳優は、刑事役として自らマスタングのハンドルを握り、犯人役を追ってサンフランシスコの街を疾走しました。

マイケル・ダグラスとシャロン・ストーンが共演した「氷の微笑」の舞台もサンフランシスコでした。
丘の上の高級住宅街まで登るロンバートストリートには400メートルの間に8つものヘアピンカーブがあります。
ここをシャロン・ストーン演じる美貌の作家と刑事役のマイケル・ダグラスはかなりのスピードで走り抜けるのです。実際、この通りを走ってみたいと思う観光客は少なくないようで、周囲の住民は交通渋滞などの迷惑をこうむっているとか。

そして、サンフランシスコで忘れてはならない観光名所のひとつにゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)があります。ここを舞台に霊長類vs人類の熱いバトルが繰り広げられたのが映画「Rise of the Planet of the Apes(猿の惑星)」です。映画では、まだ飼われていた頃の主人公シーザー(猿)が、気兼ねなく運動できるようにと橋の近くのミュアウッズ国定公園に連れてこられていました。結局は、その思い出深い場所が闘いの場となるのですが…
この公園には樹齢1000年を超えるレッドウッド(セコイアスギ)があり、その大きさに圧巻されます。街からのアクセスもよくトレイルも整備されているので、気分転換にもおすすめの場所です。

最後に趣を変えて、刑務所がテロの現場となる映画「ザ・ロック」の舞台、アルカトラズ刑務所を紹介します。サンフランシスコ湾内の島、アルカトラズ島には1963年まで脱獄不可能といわれて恐れられていた刑務所がありました。凶悪犯を収容していたその連邦刑務所こそアルカトラズ刑務所、通称ザ・ロックです。あのアル・カポネも一度は収容されたことがあるそうです。
今ではアルカトラズ島までフェリーで行くことができますし、刑務所の中を見て廻るツアーもあります。ちなみに映画ではのんびり観光していた観光客が突然、檻の中に閉じ込められ人質となってしまいました。そんなことにならないように注意してくださいね。

アメリカオーダーメイド個人旅行ならUSAエクスプレス