秋のバルト三国◎エストニア・キフヌ島編


今回の旅でわたしが一番楽しみにしていた場所、それがキフヌ島です。
キフヌ島はリガ湾に位置するエストニアの島で、面積は16k㎡ほどのしかありません。
この島では今でも伝統的な服装で住民が生活し、伝統を守り続けているため、「生きた博物館」なんて呼ばれることもあります。

そんなキフヌ島へついに出発の日。
エストニア本土パルヌのホテルをまだ暗い中に出発し、バスで50分ほど揺られてフェリー乗り場へ。
そこからさらに1時間ほどの海の旅をはさみ、ついにキフヌ島に降り立ちました。


↑本土とキフヌ島をつなぐフェリー。車もこの中に積んでいきました!

キフヌ島在住のガイドさんがここで合流。
車に乗って、まずは海を見渡せる展望台へ。
狭い階段を登るのは思った以上に大変でしたが、登り切った先にはとても美しい風景が広がっていました。
小雨の降るお天気や周りの静けさも相まって、何だか世界の果てに来てしまったような気持ちになりました…。



その後、キフヌ島の伝統を「赤子からゆりかごまで」の流れで見ることができる博物館へ。
ここではキフヌ島伝統の子守歌を教えてもらったり、結婚式のビデオを見たり、ここに生きる人々がどのようにして暮らしているのかを説明して頂きました。
展示物もとても興味深く、じっくり見るには時間が足りませんでした…

↑スカートの種類の説明。青や黒の縞模様が入っているスカートは、身内に亡くなった人がいることを指すそうです。

そしてその後、キフヌ島のおばちゃんが作ってくれたスープとパンをお昼ご飯に頂くことに。
とても優しい味で、この旅の中で一番素朴な、しかし一番お気に入りの食事となりました。


↑具だくさんの塩味のスープ。ジャガイモ、ニンジン、白身魚と卵が入っていました。

お腹を満たしたころには雨も上がり、信じられないほどの快晴となりました。
町全体がカラフルで可愛らしいキフヌ島には晴れた空と太陽がとっても似合います。
そんな青空の元、島民の皆さんの歌と踊りを見学させて頂きました。


皆さん様々な柄のスカートとスカーフを身にまとい、本当にキュート!
この後「参加して!参加して!」という呼びかけにあずかり、一緒に踊らせて(クルクル回っていただけですが…笑)頂きました。

約半日の滞在となりましたが、ずっとあこがれていたキフヌ島に行けて本当にうれしかったです。
服装や建物が可愛らしく素敵なのはもちろんのこと、この島で丁寧にゆっくりと、伝統と歴史を重んじて生活している人々の心を少しだけ垣間見れた気がして、とても充実した日でした。








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