セザンヌが愛したエクス・アン・プロヴァンス


 エクス・アン・プロヴァンスは南仏に位置し、パリからTGVで3時間ほどで行くことができます。
画家ポール・セザンヌが生まれ、生涯を閉じた街としても有名で、セザンヌを感じられる多くのスポットがあります。
エクス中心部から北へ徒歩20分ほど登ると、セザンヌが実際アトリエとして使っていた場所が「セザンヌのアトリエ」として公開されています。
見学のポイントとなる日本語で書かれてある文章をいただけるので、それに従いながら実際にセザンヌが使っていたパレットや筆、また、コートなど衣類まで展示されており、読みながら見ていくととても面白いです。写真も自由に撮ることができます。日本ではなかなか展示物を撮ることができないのでその点も嬉しいですよね!




ここからはあの有名なテーマである「サント・ヴィクトワール山」を見ることができ、44枚の油絵、43枚の水彩画が描かれました。




セザンヌの絵画はエクスにあるグラネ美術館もコレクションとして所有しています。印象派は当時あまり評価されてこなかったことから、セザンヌも同じく生前はあまり評価をされることがなかったのです。1925年までグラネ美術館の館長を務めた彫刻家アンリ・ポンティエは「私が生きている間はセザンヌの絵をこの美術館に入れることはない」と断言していたほどです。コレクションとしてセザンヌの油彩画8点が加わったのは没後80年近くたった1984年でした。



また街並みには、所々にこのような銅版があります。これは、セザンヌゆかりのスポットをつなぐ徒歩ルートの目印であり、これをたどるとセザンヌが暮らしていたように街を歩くことができます。これはセザンヌのアトリエでも販売していますのでお土産として買って帰ることもできます。


メインストリート、クール・ミラボーには友人で会ったゾラとセザンヌが語り合ったと言われているカフェ「レ・ドゥ・ギャルソン」があります。
コーヒー1杯から気軽に注文することができるので、エクスに行ったらぜひ立ち寄ってください!



今回は、セザンヌに焦点を置き紹介をしましたがエクスには、ほかにも魅力のあるものが多くあります。
小さい町なので徒歩で多くを回ることができることも魅力の一つです。

*美術館情報

☆グラネ美術館
・夏季展示期間以外…2020.5.31まで⇒12:00~18:00(最終入場17:30)
・夏季展示期間…2020.6.2~9.20まで⇒10:00~19:00(最終入場18:30)
・月曜日休館、他1/1、5/1、12/25休館

グラネ美術館公式HP

☆セザンヌのアトリエ⇒セザンヌのアトリエには事前予約が必要となっておりますので、ご注意下さい。
・3/2~3/31…毎日9:30~12:30,14:00~17:00
・4/1~5/31…毎日9:30~12:30、14:00~18:00
・6/1~9/30…毎日9:30~18:00
・10/1~11/30…毎日9:30~12:30 ,14:00~17:00
・1/1~3/1 及び5/1、12/25は休館

セザンヌのアトリエ公式HP

2019.12.13日現在、上記の日時は予告なく変更になる場合がございますので、訪問の際には公式HPにてご確認下さい。

*関連ツアー
プロヴァンス地方|美しい村々と世界遺産を訪ねる3日間
 







ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • フランス
  • エクス・アン・プロヴァンス
  • プロヴァンス地方
  • ポールセザンヌ
  • グラネ美術館
  • サント・ヴィクトワール山