デュッセルドルフ郊外には、ピンク色の外装が魅力的なバロック様式のベンラート城があります。18世紀にバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家傍系の選帝侯カール・テオドールが妻のために夏の離宮として建てさせたそうです。
このお城では、毎年夏に『LichterFest 光の祭典』という名で野外クラシックコンサートを開催しておりまして、毎年1万人の訪問者で賑わう夏の風物詩となっています。2020年は8月22日(土)21時~♪ デュッセルドルフ交響楽団が、今年はドビュッシーの月の光やグリークのペールギュント、そしてヨハン・シュトラウス、チャイコフスキー、サン・サーンスの楽曲をお届します。ベルリンフィルやウィーンフィルに名声は届きませんが、デュッセルドルフ交響楽団は、18世紀には宮廷楽団としてヘンデルを迎え、19世紀にはメンデルスゾーンやシューマンも音楽監督を務めたドイツの名門オーケストラです。
会場は、緑豊かなベンラート城の庭園。庭園にはシュピーゲルヴァイアーと呼ばれる池があり、音楽に合わせて噴水が踊りだします♪花火も音楽に合わせて打ち上げられます♪ 日本ではお目にかかれない演出でとってもロマンチック。池の両側はピクニック広場になっていまして、テーブルクロスから卓上花、燭台やワインを持ち込み本格的なディナーを楽しむドイツ人も見られ、のんびりした中にも華やいだ雰囲気に包まれています。旅先でディナーの用意はできないので、お城のカフェのシェフ自慢の2人用のピクニックバスケットはいかがですか?ベンラート城で予約販売しています。じっくり、音楽に耳を傾けたい方は舞台近くの指定席エリアをどうぞ♪
ピクニックエリアのチケットは34.9€。指定席の第1カテゴリが52.5€。プレミアムチケット184.30€も今年から発売となりました。
夏に、ベートーヴェンの故郷ボンや大聖堂のケルン、ライン川クルーズのご旅行をお考えの際は、ベンラート城のコンサートも候補に入れてみてはいかがでしょうか?初めての場所でご心配があれば、日本語ガイドの手配も承っております。 残念ながら、現在コロナウィルスの終息の目途がたっていませんので、今年が無理そうであれば、日程は変わりますが、来年の夏のご旅行の候補にしていただけたら幸いです。
ベンラート城(schloss Benrath)
デュッセルドルフ中央駅から近郊列車Sバーンで5駅目のベンラート(Benrath)駅で下車、徒歩約5分。
写真 デュッセルドルフ観光局
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