かつて鉱山で栄えた町【スロヴァキアの世界遺産】


中世に大量の金と銀を産出し、ハンガリー帝国でもっとも重要な鉱山の町だったのがバンスカー・シュティアヴニツァです。
バンスカーという名前はスロヴァキア中央部のもと鉱山があった地点に多くつけられており、この町も世界遺産に登録されるほど往時の建築物が残っています。

この村を有名にしいるスポットといえばあたたかい色使いの歴史ある町並みと旧鉱山、そしてオスマン軍から町を守るために作られた中世の新旧2つの砦がその最たるものでしょうか。
鉱山は、いまでは閉山したものが殆どですが、中世から近代にかけては金や銀を大量に産出し、最盛期には現在のこの町の人口の4倍近くが住んでいましたが20世紀に入り、産出量が激減、鉱山で成り立っていたこの町も衰退することになります。

ですが、近年はその歴史ある町並みなどが注目され観光客を寄せつけ始めました。
ロマネスク様式の教会を改造した旧城と、丘にそびえる新城、2つのお城を楽しむことができます。
旧城はこの町で一番古い建物であり、新城はオスマンとの歴史について学べる博物館になっていて、どちらも見どころがたくさんです。

「野外鉱山博物館」では、廃鉱を歩きながら鉱山の歴史を見ることができます。
ヘルメットに大型の懐中電灯をつけ、ガイドに連れられて鉱山の中を歩く、冒険心をかきたてられるツアーができます。

バンスカー・シュティアヴニツァには、都市圏から直行のバスや電車はなく、その面で行きづらくはありますが、スロヴァキアを余裕をもって観光できるならば是非訪れておくべき町だと思います!

【バンスカー・シュティアヴニツァへの行き方】
バス:ブラチスラヴァから1日1~3便、所要時間約3時間半、€8.5~。
鉄道:プラチスラヴァやバンスカー・ビストリツァからの直通列車はないが、フロンスカー・ドゥブラヴァHronska DubravaまたはズヴォレンZvolenで乗り換える。所要時間は3時間45分~7時間ほど、2等€10.32~。

【バンスカー・シュティアヴニツァのインフォメーション】
URL:http://www.banskastiavnica.travel/en/(英語)
住所:Nám. sv. Trojice 6
時間:9:00-18:00(5月~9月)、8:00-16:00(10月~4月)
定休日:なし


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