Good Bye サイモン・ラトル! ベルリンフィル野外コンサート”ヴァルトビューネ”


毎年6月末に開催されるベルリンフィルハーモニーの野外コンサート『ヴァルトビューネ Wald Bühne』
知る人ぞ知るベルリンの夏の風物詩。クラシックファンなら誰もが一度は訪れたいコンサートです。心地よい風が吹く初夏の夜、森(Wald)に囲まれた緑あふれる舞台に一流の音楽が響き渡ります♬
日本でもテレビ上映されたことから少しずつ認知度が上がってきました。

 
2017年の開催日は6月24日!
2018年ヴァルトビューネ野外演奏会でタクトを振るのは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼首席指揮者のサイモン・ラトル氏です。2018年のヴァルトビューネはいつになく特別な夜となるはず。というのも…来年のヴァルトビューネをもってラトル氏は16年間に及ぶベルリンフィル主席指揮者を退任します。 愛妻コジェナーを迎えて催されるヴァルトビューネは、シーズンの最後を飾る恒例のイベントであると同時に、ラトルが音楽監督として最後に指揮台に立ち、ベルリンの聴衆に別れを告げる機会になります。

2002年ポスト就任以来、世界最高峰といわれるオーケストラの能力を最大限に引き出し、現代におけるクラシック音楽の響きの極みを披露し続けてきたラトル氏。 偉大なるマエストロが奏でるヴァルトビューネはどんな音色になるのでしょうか…✨

演目はこちら↓
===2018年 ベルリンフィルハーモニー 野外コンサート(ヴァルトビューネ)===
■出演■ Simon Rattle  サイモン・ラトル(指揮) 
■演目■ ジョージ・ガーシュウィン 「キューバ序曲」
ブリエル・フォーレ 「パヴァーヌ」 
ジョゼフ・カントルーブ 「オーヴェルニュの歌」より 
アラム・ハチャトゥリアン バレエ「ガイーヌ」より 
オットリーノ・レスピーギ 「ローマの松」より
=======================================


では、ここからはそんなヴァルトビューネの会場の様子をご紹介します。
古代ギリシャの円形劇場をモデルに作られた会場。約24,000席の座席が満席となります。開演は20時15分。ドイツの6月は20時でもまだまだ明るい。ヴァルトビューネは別名“ピクニックコンサート”とも呼ばれており、食べ物や飲み物、お菓子、シート、キャンドルなどを持参して、まるでピクニックに行くかのようにコンサートを楽しむ人々でにぎわいます。持ち寄ったお菓子を食べながら、仲間同士でおしゃべりしたり…コンサートが始まるまでのそんな時間もお楽しみの一つ。



開演の少し前には、恒例の観客ウェーブが!



こんなに広い野外会場、しかも森の中にもかかわらず、音色は会場全体に美しく響き渡ります♬ヴァルトビューネの<音響技術>は、注目を集めるほど、本当に素晴らしいそうです。また、自然の中というだけあって、鳥の鳴く声や上空を飛ぶ飛行機などの音もオーケストラの演奏と呼応します。(鳥の鳴き声が聴こえたときは会場全体でほほえましい空気になりますが、飛行機が来たときは少し苦笑いといった感じでしょうか。それでも、それが“自然”なので、ヴァルトビューネのよさでもあります。)



後半の曲が終わる頃には、あたりはすっかり暗くなってきます。キャンドルの幻想的な灯が灯り、ひとたびロマンチックなムードに…日が沈んだ森の中で聞くベルリンフィルはまた格別です。コンサートは約2時間半~3時間で終演をむかえます。



ヴァルトビューネが終わると楽団員たちはバケーションに入り、本格的な夏の始まりです。夏の心地よいベルリンの風を感じながら、ラトル氏の有終の美を見届けませんか?

お問い合わせはこちらから!
*ドイツエクスプレスのツアーでは、終演後の遅い時間でも安心会場送迎車付きです!







ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • ヴァルトビューネ
  • サイモン・ラトル
  • ベルリンフィル
  • 野外コンサート
  • 野外演奏会
  • 2018年