毎年6月はル・マン24時間耐久レースが開催され、多くのモータースポーツファンが集います。メカニックとドライビングテクニックの精鋭が結集し、年を追うごとに車は進化しています。現在ではLMP1-Hというハイブリット車が世界最高峰の車に位置し、トヨタ車が熱戦を繰り広げてきました。
そんな進化を遂げた車たち。過去の最新鋭だった車が古巣に戻り活躍をする大会こそ2年に1度開催される « Le Mans Classic(ル・マンクラシック) »なのです。
この大会は今年で9回目を迎え、2016年の前回大会では1,000人のドライバ―、およそ12万人の観客、8,500台のクラブチームの車が一堂に会する大会となりました。
ル・マンの始まりそれは、1923年にまで遡ります。日本は関東大震災に見舞われた昭和12年にフランスで産声を上げた、モーターレース。開催当初はイギリス車、ベントレーが大躍進。ここからフランス車とイギリス車の技術革新競争が始まったといわれています。この黎明期にさらに欧州車の人気者として地位を確立したのがイタリアのアルファロメオ。
こうして時代のスーパーカーと共に連綿と引き継がれてきたル・マン大会も1936年は労働者ストライキによる情勢混乱のためそして1940年から1948年までの間は世界大戦のため一時休止を余儀なくされました。
大戦後は、今日に至るまで休止となる年はなく、歴史を築き上げられています。
そして名勝負が繰り広げられた60年代が訪れる。ル・マン黄金期のフェラーリVSフォード、そしてポルシェが切り込みフランス車は復権を果たしました。
実際のレースは、ル・マン24時間耐久レースとは異なり車の年代別に6クラスに分けられて競います。
グリッド1:1923〜1939年 |
グリッド2:1949〜1956年 |
グリッド3:1957〜1961年 |
グリッド4:1962〜1965年 |
グリッド5:1966〜1971年 |
グリッド6:1972〜1981年 |
各グリッドで1時間20分のスプリントを3ラウンド行い、そのトータルでグリッドごとの優勝を決めます。1時間20分を6グリッドが走ることで8時間となり、それを3ラウンド行えば24時間。24時間夜通しで耐久レースをするものではないものの“24時間”を体感することの出来るレース構成となっています。また、バトンリレー方式のような、各グリッドの枠を超え、ゼッケンでの総合順位も表彰されます。
VIPチケットを購入の方には、フランスが誇るガストロノミーレストランの料理に舌鼓を打つことが出来、オプショナルツアーを申し込めば、ヘリコプター上空からサーキットを眺めることが出来ます。いつもとは一味違った旅へとアレンジすることも可能です。
車だけでなく、参加者たちにもドレスコードが課され、紳士淑女たちが集う大人のムード溢れる大会となっています。さあ、おしゃれをしてお出かけしましょう!
出典:http://www.lemansclassic.com/language/fr/dress-code/
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